Technique
「深絞りプラスα」のプレステクニック
「深絞りプラスα」のプレステクニック
深絞り+フィルム材・金属箔・紙の加工|プラスαの加工技術
フィルム材(アルミラミネート)の絞り
蓄電器のコンポーネントとして使用されるアルミラミネートフィルム。リチウムイオン電池(LiB)やキャパシタ用などとして需要が増しています。日進精機では車載用から住宅用までアルミラミネートフィルムの絞り加工&抜き加工で数多くの実績があります。
金属箔・超薄板金属加工
リチウムイオン電池(LiB)の正極にはアルミ箔、負極には銅箔といった金属箔が使用されていますが、近年、(LiBの)性能の向上のため軽薄化が進んでいます。薄い箔を大量に切断する際、金型の構成刃先(パンチ刃先の側面に材料が焼き付く現象)によるバリ発生のリスクが生じますが、t=10μを下回る金属箔のバリを最小限に抑える金型の試作開発を行い成果を収めました。タブリードのヘミング曲げ加工を(通常3工程のところ)1工程で行った実績もあります。
エレクトロニクス関連製品で使用されるSUS等の薄板金属を絞る場合においては、材料破断を起こさずに絞るのが大切です。金型刃物のクリアランスや、精密なダイRと面粗度が肝要です。
燃料電池の金属セパレータ加工においてはt=0.1のSUS316L材で、均一な流路面内の高さ・狭い流路ピッチ・平坦度を担保して製作し実装された実績があります。
金属加工以外の金型技術、紙の精密加工
日進精機の精密加工技術は、金属箔や薄板金属を加工するに留まらず、紙材へも応用されています。洋菓子・飲料・アイスクリーム・即席麺などに利用される食品用カップや、半導体や電子部品用マイクロチップの輸送や保管に使われるキャリアテープの金型も製作しています。近年、食品産業向けの商品については特に、デザイン趣向や脱石油由来プラスチックの概念を加味したモノづくりを行っています。(弊社の生分解性プラスチック製品等の情報についても、当ホームページで是非ご覧ください)